愛車マツダ3を購入して3年、初めての車検をマツダのディーラーで行い、車を受け取る際に、担当の方から「後日発行される車検ステッカー(車検シール・検査標章)は、ご自分で貼りますか?それとも再度来店されますか?」と言われて、良く考えもしないで「自分で貼ります。自宅に送ってください。」と軽く返事をしてしまいました。
いざ、ディーラーから封筒が自宅に送られてきて、説明書を見ながら貼ろうとしたら、車検ステッカーの貼る位置も、貼り方もよく分からなくて困ってしまいました。
ネットやYouTubeで調べてなんとか自力で貼ることができましたが結構苦労をしました。
また、この車検ステッカーも法改正により、ついに2023年7月3日から貼る位置が変わることが分かりました。そこで、車検ステッカーについてまとめてみました。
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マツダMAZDA3セダン(ディーゼル)車検費用はディーラーでいくら?その内訳
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)とは
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)は絶対に必要!!
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)を貼り忘れるとどうなるの?
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)を紛失や破損した場合、再発行できるの?
- 車検ステッカーの再発行の方法や手続き
- 再発行の手続きができる場所と時間
- 再発行に必要な物(普通自動車・軽自動車の場合)
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置と貼り方
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置が2023年7月3日から変更!
- 変更後の車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置はどこ?(2023年7月3日以降)
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼り方
- 車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼り方【解説動画】
- 車検ステッカー(車検シール)は車のどの位置に貼るの?貼り方は?2023年7月から貼付位置が変わる!【まとめ】
車検ステッカー(車検シール・検査標章)とは
そもそも車検ステッカー(車検シール)とは、車検証と一緒に交付され、車が国の保安基準に適合したことや、車検の有効期限を表示しているシールのことです。
簡単に言うと、ちゃんと車検が通っている車ですよと表示しているシールのこと。
この車検ステッカーの正式名称は【検査標章】と言います。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)は絶対に必要!!
一枚の車検ステッカーは、見かけは小さいシールで、貼り方もよく分からないので、最初は「別に貼らなくてもいいか」と思いました。
ところがこの車検ステッカー、とっても重要なシールで車に貼らないと法律違反となるんです!
このステッカーは、車が国の保安基準に適合したことと、車検の有効期限を表示する役割があり、車に貼ることは、道路運送車両法の第66条で定められた義務で絶対に必要なものだったのです。
知らなかったとは言え、危うく法律違反をしてしまうところでした。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)を貼り忘れるとどうなるの?
そこで法律で定められた義務になっているなら、もしこのシールを貼らずに公道を走行するとどうなるのでしょうか?
道路運送車両法により【50万円以下の罰金】が科せられます。また、貼る位置も法律できちんと定められているんです。そのことを知ってびっくりしました。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)を紛失や破損した場合、再発行できるの?
車検ステッカーは小さなシールなので、整理整頓があまりできていない私のようなズボラな人間だと貼る前にうっかり紛失してしまう可能性があります。
車検ステッカーを貼ることは義務なので、車検ステッカーを紛失してしまったり、破損した場合でも、再発行せずに公道を走ると法令違反になります。
ただし、車検ステッカーは一度フロントウインドウの内側に貼り付けてしまえば、紛失することはほとんどありません。
事故などで、フロントウインドウが割れてしまった時にシールも破損し、車検ステッカーの再発行が必要となることもあるそうです。
車検ステッカーは、再発行ができるので以下にまとめてみました。
車検ステッカーの再発行の方法や手続き
もし車検ステッカーの再発行が必要な場合は、①ディーラー等に代行を依頼する方法と、②自分自身で手続きをする方法の2種類があります。以下に説明していきます。
①ディーラー等に代行を依頼する方法
ディーラーに車検ステッカーの再発行の手続きを代行してもらう方が時間的にも労力的にも一番簡単な方法です。
実は、車検ステッカーの再発行の手続きは、郵送やインターネットで行うことはできません。
代理人手続きを依頼する際には、必ず委任状が必要になります。
また、ディーラーなどの業者が代理人を務める場合は、別途手数料がかかるので依頼する場合は事前に確認しましょう。
②自分自身で手続きをする方法
自分で手続きを行うことはできます。申請書をWebでダウンロードして、必要事項を記入し、以下に示す指定された場所・時間で再発行の手続きができます。
代行手数料がかからないのがメリットですが、忙しい方には、①の手続き代行をおすすめします。
再発行の手続きができる場所と時間
車種により、再発行の手続きができる場所は異なります。
普通自動車や軽自動車についてまとめてみました。
再発行の手続きが可能な場所(普通自動車・軽自動車)
・普通自動車は「陸運局や陸運支局」
・軽自動車は「軽自動車検査協会の最寄りの事務所・支所・分室」
再発行の手続きができる時間
陸運局も軽自動車協会も受付時間は基本的に平日の午前8時45分から午後4時なので、仕事などで行けない場合は、代理人による代行手続きが可能です。
再発行に必要な物(普通自動車・軽自動車の場合)
普通自動車や軽自動車の場合の再発行の手続きに必要な物は以下の4つです。
①申請書、②手数料、③車検証(自動車検査証・原本)、④車検ステッカー(破損などで紛失していない場合)で以下に詳しく説明していきますね。
①申請書
普通自動車の申請書と手数料納付書は、陸運局の窓口で配布されています。また、申請書は、国土交通省や運輸局のウェブサイトからもダウンロードができます。
軽自動車の申請書は、軽自動車協会各事務所・支所の窓口で配布されており、軽自動車協会ウェブサイトからもダウンロードができます。
②手数料(300円)
手数料として、普通自動車や軽自動車は、手数料納付書に自動車検査登録印紙(300円)を購入して張り付けます。
③車検証(自動車検査証・原本)
車検証も必要です。車検証(自動車検査証)の原本も忘れずに持参しましょう。
④車検ステッカー(破損などで紛失していない場合)
車検ステッカーが破損しているだけで紛失していない場合には、その車検ステッカーも提出します。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置と貼り方
車検ステッカーを車に貼ることは、法律で定められている上に、貼る位置もきちんとしないといけません。これから車検ステッカーの貼る位置と貼り方について詳しく説明していきますね。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置(2022年6月現在)
車検ステッカーは、フロントガラスの内側に前方から見やすいように貼り付けることが定められています。
車検シールを車に貼るときは、表面と裏面を貼り合わせて1枚のシールにして貼り付けます。
バックミラーがある場合(図A)
バックミラーがある場合はフロントガラス上部。
バックミラーがない場合(図C)
バックミラーがない場合は運転者席から最も離れたフロントガラスの上部。
つまり、右ハンドルの場合は運転手から最も離れたフロントガラスの左上部となります。
フロントガラスの上部が着色されている場合(図B)
フロントガラスの上部が着色されている場合は、外側から車検シールが確認できるまで下げた位置に貼り付けます。
車検ステッカーをナンバープレートに貼り付ける場合
トレーラーなどフロントガラスや運転室がない場合は、ナンバープレートの左上部に貼り付けます。
また、二輪の貼り付け場所もナンバープレート左上部と定められており、車検後はナンバープレート用の車検シールが発行されます。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置が2023年7月3日から変更!
2023年7月より車検ステッカーの貼付位置が見直されることになりました。
貼付位置が見直される理由について調べてみました。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置が変更になった理由
位置が変更になった理由は国交省によると、バックミラーの裏などに車検ステッカーを貼り付けていると、ドライバー自身が車検の有効期間を確認しづらいため、車検切れで運行しているクルマが少なくなかったからなんだそうです。
そこで車検の受け忘れ防止策の一環として、前方からもドライバーからも容易に確認できる位置に変更することとなりました。
2022年6月時点では、自動車検査業務等実施要領を一部改正し、2023年1月に施行する予定でしたが、12月に検討中となり1月からの施行が見送られていました。
その後、2023年2月22日に、賛否両論あったパブリックコメントの結果と共に、国土交通省が「車検ステッカーの貼付位置に関しては、2023年7月3日以降から施行予定となっています」と見解を発表。
ついに車検ステッカーの貼付位置変更が7月から実施される運びとなりました。
公開されたパブリックコメント(否定的な意見)
車検ステッカーの貼付位置変更に対する賛成の意見もある一方で、否定的な意見もありました。以下に一部紹介します。
・車両の構造によってはかえって運転者の視界を妨げる。
・車検切れを防止する効果が期待できないので現状のままで良い。
・一部の悪質な者の対応のために変更を知られるのが納得いかない。
変更後の車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼付位置はどこ?(2023年7月3日以降)
この実施要領の改正が施行されると、車検ステッカーの貼る位置は運転席から見て、右ハンドルの場合、フロントガラスの右角。左ハンドルの場合、フロントガラスの左角になります。
この位置だと運転者からも見やすくなります。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼り方
車検シールを車に貼るときは、表面と裏面を貼り合わせて1枚のシールにして貼り付けます。
シールの裏側に貼り方の説明図が書かれていますが、私には何度見ても理解できませんでした。
立体的な操作を平面図で説明してあるからです。
車検ステッカー(車検シール・検査標章)の貼り方【解説動画】
そこで車検ステッカーの貼り方を解説した動画をYouTubeで見つけました。
vwfixlife氏の【車検シールの張り方 ダイジェスト版 車検ステッカーは手強い!?】を紹介します。
素人の私が貼るときに工夫したことは、車の真正面から別の人に確認してもらいながら貼りました。
比較的真ん中にまっすぐ貼ることができました。
車検ステッカーは、粘着力が強力で一度貼ってしまうと剥がすことは容易ではありません。
車検ステッカーを一度貼って、位置がずれたのでもう一度剥がして貼り直した方の話では、剥がす時に角に折り目がついてしまったそうです。
ステッカーを無理やりはがそうとすると破損する恐れもあり、破損した場合は最悪再発行しなければならないので面倒です。
自力でステッカーを貼ることに自信がない方は、最初からディーラーに依頼する事をおすすめします。
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車検ステッカー(車検シール)は車のどの位置に貼るの?貼り方は?2023年7月から貼付位置が変わる!【まとめ】
・車検ステッカーは、車が国の保安基準に適合し、車検の有効期限を表示するシールです。
・車検ステッカーの貼る位置は、法律で定められています。
・車検ステッカーを車に貼らずに運転すると、最大で50万円の罰金の可能性があります。
・車検ステッカーの紛失・破損時は、早急に再発行の手続きをしましょう。
・2023年7月から自動車検査業務等実施要領が一部改正され、ステッカーの貼付位置が変更になります。貼り付ける位置は運転席から見た時、右ハンドルの場合は、フロントガラスの右角。左ハンドルの場合は、フロントガラスの左角。
・自力で貼ることに自信がない方は、最初からディーラーに貼ってもらいましょう。
今回自分で車検ステッカーを貼ってみたところ、思った以上に苦戦しました。少し曲がって貼ってしまったようにも見えました。皆さんも私の失敗談を参考にしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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