車の維持費は年間いくらか?内訳と概算を計算してみた!

ドライブ準備

「車を持ちたいけれど、維持費に一体いくらかかるの?」

車を手に入れるには、本体の購入費用だけではなく、その維持費がかかります。

維持費は車種によって変わります。

今回は、車を購入後の車の維持費は年間いくらかその内訳と概算を計算し、節約のポイントを解説していきます。

【車の維持費】1年間の概算を計算した結果

①軽乗用車は38万円、コンパクトカー(1.5ℓ)は44万円、Lクラスミニバン(2.5ℓ)は50万円となりました。

車種によって年間の維持費に随分と差があることが分かります。

車の年間の維持費の内訳にはどのようなものがあるか。

 車の維持費の内訳と概算を①税金(自動車税・自動車重量税)、②整備費やメンテナンス費(点検や修理費、部品の交換など)、③保険代(自賠責保険代・任意保険代)、④運転費や利用費(燃料費や高速料金、駐車場代など)の4つに分けて説明します。

①税金

毎年支払う税金には、「自動車税」又は「軽自動車税」と「自動車重量税」の2種類があります。

「自動車税」又は「軽自動車税」

「自動車税」は、普通自動車を所有していれば支払う必要があります。

「軽自動車税」は、軽自動車の場合の税金のこと。

具体的な金額は、車の排気量で決められます。

0.5リッター刻みで金額が設定され、軽自動車の場合は10,800円。

コンパクトカー(1.5ℓ)の場合は、30,500円。

「自動車重量税」

「自動車重量税」は、車の重量に対して支払う税金。

0.5トン刻みで税金が加算され、軽自動車で年間12,000円程度コンパクトカー(1.5ℓ)であれば16,000円程度。

車の条件によっては、エコカー減税やグリーン化特例、本則税率の減税・免税措置あり。

その一方で、一定年数が経過した車は、税率が加算されます。

新車を新規登録してから13年以上経過すると税額は上昇し、18年以上経過すると更に加算。

②整備費やメンテナンス費

車を所有していると、整備費やメンテナンス費(車検・法廷点検費、タイヤ代、修理費、オイル代、エレメント代など)がかかります。

これらの項目について説明していきます。

「車検」と「法定点検」

点検にも「車検」と「法定点検」があります。

車検は国が定めた基準(安全性・公害防止)を満たしているかの点検・整備・検査のこと。

特長は、間隔は長く、罰則罰金がある

法定点検は、トラブルを未然回避するための整備のこと

特長は、間隔は短いが、罰則罰金はない

車検

「車検」とは「自動車検査登録制度」のことです。

新車を購入したら3年後以降は2年ごとに専門家の検査を受け、必要なメンテナンスを実施しなければなりません。

車検費用を1年あたりの平均は、軽自動車で約25,000円、コンパクトカーで約30,000円。

(1回に支払う費用は2年分で計算してくださいね。)

法定点検

法定点検は、法律で定められている点検で、自家用車の場合、「法定12ヶ月点検」と、「法定24ヶ月点検」があります。

法定12ヶ月点検は、26項目の点検項目があり、車体の外側、下、足回りの点検に分かれています。

法定24ヶ月点検は、「法定12ヶ月点検」の項目を含み全部で56項目の点検項目があります

点検費用1年あたりの平均は、軽自動車約15,000円 コンパクトカー約18,000円

点検の際には、ブレーキパッド交換、オイル交換、バッテリー交換、ワイパーゴム交換など不備があれば行われます。

費用は、車種や排気量、その時の車のコンディションによって変わります。

タイヤ代

また、タイヤは使わなくても劣化します。

日常使いをしている人で、5年に1回の割合でタイヤ交換することが多い。

修理費用

バックミラーやエアコン、パワーウィンドウなどは日常的に動かすために故障することがあります。

オイル・エレメント費用

オイルは5000㎞に1回エレメントは1年サイクルでの交換か、10,000km走行での交換が目安。

・以上のような消耗品等の費用を概算すると、1年間の平均で、軽自動車30,000円、コンパクトカー約50,000円程度になります。

③保険代

自動車保険は大きくわけて2種類あります。

全員加入しなければならない「自賠責保険(強制保険)」とそれぞれの裁量で加入する「任意保険」

・自賠責保険(強制保険)

自賠責保険(強制保険)の保険料は一律で設定されており、車検のタイミングで納税します。新車なら3年、以降は2年ごとにまとめて納めます。

この保険は、交通事故における対人補償を確保してくれます。

ただし、保険金や賠償金には上限が決められているため、事故によっては額が足りずカバーしきれないこともある。

軽自動車の保険料は、2年で19,730円、普通自動車の保険料は、2年で20,010円。

・任意保険料

任意保険は、自賠責保険ではカバーしきれない交通事故に発展した場合、保険金や賠償金の支払いを補償してくれる保険

また、対人事故だけではなく、対物や自分の車両補償もおこなえるという特徴もあります。

任意保険料1年間の平均で、軽自動車45,000円、コンパクトカー約75,000円程度。

(補償内容・条件によって異なるのであくまでも1例)

④運転費用・利用費用

運転費用は、「ガソリン代」。

利用費用は、遠出をする際の「高速料金」(各種有料道路)や車を保管しておく「駐車場料金」。

車一台あたりの駐車場料金は、全国平均で月8,000円程度。

地域や駅付近では、更に高額になることもあります。

車の維持費の節約!5つのポイント

車の維持費をもっと節約したいと考えている方必見!4つのポイントを説明します。

(1)自動車税や重量税などの税金を安くするコツ

自動車税は排気量、自動車重量税は車両重量に応じて税金が決まるので、軽自動車やコンパクトカーを選べば、税金を抑えることが可能です。

・排気量が小さい車種や自動車重量が軽い車種を選ぶとお得です。

・車の新規登録は月初にすると、なんと約1ヶ月分の自動車税を節約できます!

・さらに、軽自動車の新規登録は4月にすると初年度の課税がないので約1年分も節約できるんです。

これを知っているのと、知らないのとでは随分と経費に差が出てきまね。

エコカー減税等、環境性能に優れた車は、自動車税や自動車重量税が減税・免税される制度があります。その場合、所定の燃費基準を満たした新車の購入時に利用できる。

(2)ガソリン代を節約するコツ

・軽自動車やハイブリッドカー、電気自動車等の低燃費な車種を選ぶと燃料費の節約になります。

急発進・急加速を避けた安全運転をして燃費を向上させる。

我が家の場合、同じ車を運転していても、私より妻の運転の方が燃費が良いので、反省しています。

・ガソリンスタンドの会員カードに申し込み、燃料費割引を受けると日々のガソリン代が安く抑えられます。

アイドリングストップを意識する。

ただし、アイドリングストップ機能を使いすぎると、今度はバッテリーに負担がかかり過ぎてバッテリーの寿命が短くなってしまうので、ほどほどに活用しましょう。

不必要な重い荷物を積まない。

これは結構あるあるのことで、使わないゴルフバッグを入れっぱなしにしていたり、週末に使ったアウトドア用品をトランクに放置していたりと、小さな物でも積み重なると結構な重さになるので注意!

・エンジンオイルやタイヤの空気圧を適性に保って、車の走行時に不要な負担がかからないようにしておくことも大切。

電気自動車の充電時間や充電料金、充電を自宅や外でするには?

(3)車検費用を安くするコツ

車検費用のうち、税金や保険料などの法定費用はどこでも一律ですが、点検・整備費用は業者によって幅があります。

一般に、ディーラー車検は費用が割高のため、外部の車検業者を選ぶのがおすすめ

車検と法定点検の一般的な平均相場は、軽自動車であれば7万前後~、普通自動車(排気量が1.5ℓ程度)であれば10万前後。

車検やメンテナンスの安い業者をネットを利用して探しましょう。

ただし、点検項目数や代行手数料など、内容と費用を事前に確認!

大切なのは、点検前に自分の車の状態を把握し、必要な箇所だけを交換すれば費用の節約につながります。

(4)保険選びのコツ

自動車保険(任意保険)の保険料もこまめに見直しすることが大切。

・保険に「不要な特約」があればはずし、人身傷害保険の範囲や、車両保険の補償範囲と免責金額のチェックしましょう。

・車に乗っていないご家族が条件に入っていないかどうか、車を運転する人の条件を見直してみる。

・まずは契約内容を確認して、補償内容に重複がないかを見直してみましょう。

・複数台の車を所有している場合、セカンドカー割引などの自動車保険の割引制度がないか確認。

・代理店を通さず、インターネットで直接契約すると、インターネット割引を受けることができる保険会社もあります。

(5)車を思い切って車をリースしてみる

車を購入するのではなく、リース会社と一定期間契約して使用する方法もあります。

メリットとして、ローンに比べて支払う車両価格が安いことや、頭金や初期費用が不要、また、車検代やメンテ代もまとめて月額定額になることも利用しやすいテ点です。

ただし、デメリットもあります。

一括購入と比べた場合、総額が割高になりったり、中途解約した場合は解約金が必要になったり、また、契約期間の走行距離に制限がある場合もあります。

いろいろなリース会社があるので、それぞれの会社の契約内容を確認して賢く利用しましょう。

車の維持費に年間いくらかその内訳と概算を計算してみた【まとめ】

車の維持費の内訳をみると、車種ごとに年間の維持費の概算がかなり違うことが分かります。

①軽乗用車、②コンパクトカー(1.5L)③Lクラスミニバン(2.5L)の年間維持費の平均は概算で、①38万円 ②44万円 ③50万円となります。

これはあくまでも概算ですが、軽自動車とコンパクトカーで年間約10万円前後の差があります。

ただし、車の維持費は、車の車種や駐車場の有無、使用頻度や、年間の走行距離、保険の種類等で随分と変わってきますのであくまでも参考資料としてください。

中古を購入して費用を抑えたり、エコカー減税対象の車や軽自動車を検討する等のいろいろな工夫で、維持費は抑えることができます。

「それでは皆さん、目的にあった車を手に入れて、ドライブを楽しんでください!」

コメント

タイトルとURLをコピーしました