【WBS】売る車がない!納車遅れで新サービス(マイナスオプション)2021/12/6

ドライブ準備

テレビ東京で2021年12月6日(22:00~)に放送された【WBS】(ワールドビジネスサテライト)の番組で、コロナの影響を受け、世界的に半導体不足となり、納車遅れが深刻になっている状況が続いていると報道されました。

販売店では、売りたくても売る車がない状態が、日本や世界でも続いている。

このような納車遅れの状況が長引く中、販売店では顧客が離れていかないように新サービスが行われているというニュースが、気になったのでまとめてみました。

世界的に半導体不足で売る車がない

2021年12月6日に発表された11月の車名別新車販売台数の首位は、軽自動車ではホンダのN-BOX1万5482台、普通乗用車ではトヨタのカローラ1万3631台


ところが、世界的に半導体不足で、納車遅れが深刻になっている。
例えば、人気車種のトヨタのカローラの場合、注文後出荷までに3ヶ月から4ヶ月かかる可能性があり、しかも、これは工場出荷のめどで納車などの調整にはさらに時間がかかると懸念。

販売店が新車を売りたくても、すぐに売る車が手に入らないという状況が続いている。

納車遅れの影響拡大で販売店が新サービスを開始

新車の納期遅れに、販売店の苦肉の策を講じて客をつなぎとめようと努力している。

その新たな戦略とは?

愛知県東海市【ホンダカーズ】の新サービス

ホンダカーズでは、どうしても展示車が準備できない状態で現在は、1台の展示になっている。
通常屋内に2、3台の展示車を置いているが、1台のみ。
外にある展示スペースでは、中古車が展示してある状況。
外から見ても営業してるのかなと見られがちで影響が出ている。
納車も通常より2~3ヶ月遅れている状態。
ヴェゼルは、半年から1年位の納期が1年以上続いている状況。
ホンダでは、ヴェゼルはフィットに次ぐ人気車種。

それが海外の工場がロックダウンの影響で部品生産できず、車のタイプによっては1年待ちもある。

販売店では、納車までの期間、お客の気持ちが変わらないか、そこを維持していくのが非常に気をつかうところ。

10万円を超えることがある車検の前に、新車を手に入れたい人が多いなか、納車の遅れで車検前に新車を入手できない人が続出


そうした客の不安を解消するために、客が負担した車検代を下取り価格に上乗せするサービスを開始。

新車の納期遅れが続く中、今までのやり方では通用しなくなっている。

韓国の自動車メーカー【キア自動車】販売店の取り組み

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納車の遅れによる影響は、海外でも問題になっていて、韓国でも納車は半年待ちが当たり前の状況で、納期は延び続けている。

韓国有数の自動車メーカー【キア自動車】販売店では、現在販売されている車は納期が非常に長くなっていて、ハイブリット車で10ヵ月以上

【キア自動車】でもほとんどの車種が同じような状況で、納車まで1年以上かかることもある。

そこで、販売店の苦肉の策として購入客に、”マイナスオプション”を選ぶと納期を早めることができると提案している。

究極の選択!マイナスオプションとは

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”マイナスオプション”とは搭載される機能をあえて一部を外すこと

最近の車両にはセンサー等、半導体が搭載されている最先端の運転アシスト機能が搭載されているが、
”マイナスオプション”ではこうした最先端の機能を搭載しないことで納期が2~3ヶ月に前倒しでき、価格も5万円ほど値引きされることになる。

ただし、外された機能は購入後に追加するのは難しく苦渋の選択だったと言う。
販売店では、今どれだけ多く契約しても、納車ができなければ、販売店に販売手数料が入ってこないので、相当大変な状況になっているようです。

これはある意味究極の選択!
現在、日本ではマイナスオプションの動きは見られない。

福島県在住の男性のケース

納期が遅れたことで困惑している福島県在住の男性のケースについて紹介します。

新車を注文したのは、2021年8月20日前後車検が11月26日で切れることになっていて、車検が切れる話はディーラーの人も知っていて、3ヶ月あれば、11月上旬位には納車ができそうだと言わていた。
しかし、11月に入っても納車されず、車検が切れた車は廃車に、現在は代車でやりくりしているが未だ納車日は決まっていない

SNSで車検が切れてしまった人の不満の声

新車を買ったんだけど納期が遅れて今の車の車検は切れるし、こんなに遅くなるなら新車買うのをやめときゃよかった。

新車の納品が待てず中古車を選んだ人の声

今の車の車検の関係で新車はあきらめました。

我が家はすぐに手に入る中古にしました。

中古車市場では、新車をあきらめた人が増加中

古車を取引する販売業者が集うオークションで、11月の平均落札価格(93万8千円)がこの10年で最も高騰

2021年12月6日のオークション会場でも、「オークションに出る車の数自体がここまで減ったのは今までなかった。」と担当者の驚きの声。

新車への買い替えが進まないためオークションに流れる中古車の数が減り、価格の高騰が止まらない

まだ2、3ヶ月は全然先が見えない状態。

【WBS】売る車がない!納車遅れで新サービス(まとめ)

・コロナの影響で、世界的に半導体不足となり、新車の生産と出荷に影響を与え、納車遅れが深刻になっている。納車遅れの切り札として、販売店も新サービスを開始

ホンダカーズでは、納車遅れで車検前に新車を入手できない客が負担した車検代を、下取り価格に上乗せするサービスを開始。

・韓国の【キア自動車】販売店では、マイナスオプションという、最先端の機能をあえて外すことで納期を短縮し、価格も値引きされる究極のサービスを展開。

中古車のオークションで、2021年11月の平均落札価格この10年で最も高騰

・このような状態は、今後しばらくの間は続きそう。

車の買い替えを考えている方は、早めの対応が必要です。

車の買い替えについても記事をまとめているので、よかったらどうぞ。

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