【WBS】EV(電気自動車)ユーザーの本音2021/12/10

ドライブ準備

テレビ東京で2021年12月10日(22:00~)に放送された【WBS】(ワールドビジネスサテライト)の番組で、価格が髙いEV(電気自動車)の購入に踏み切った国内のユーザーの本音が報道されていました。

実際にユーザーはどのように感じているのか、また、今の日本でEVを購入する環境はどうなっているのか、気になったのでまとめてみました。

EV(電気自動車)に対するアメリカと日本のインフラ

世界中で脱炭素への流れが加速する中で、日本でもEV(Electric Vehicle)すなわち、電気自動車の普及が進んでいます。

日本政府はEVの充電インフラの拡充のために今年度の補正予算で65億円を計上しています。

アメリカではインフラ投資法でおよそ8,500億円を投資する計画があり、雲泥の差!

2021年6月には横浜市の県道脇としては全国初のEV用の急速充電器が設置され、長距離走行する際などには便利な取り組みですが、現在の所はあくまで実証実験のため、今後増えるかどうかは分からないそうです。

現時点での日本の公共EVインフラ整備の遅れは明らか。

ユアスタンドが提供する充電設備が整ったマンションでは、スマートフォンのアプリで予約や決済をする仕組みで、利用者はマンションの住民限定のため、いつでも充電できると好評。

会社が主に提供しているのが6キロワットの普通充電器。急速充電器に比べると充電時間は10倍ほどかかりますが、国の補助金などを利用すればおよそ30万円で設置が可能。

しかし、首都圏でも充電設備が整ったマンションはまだ1%以下

今後はいかに高性能で安い機器を集合住宅に設置できるかがEV普及のカギ。

EV(電気自動車)ユーザーの本音はいかに

実際にユーザーの方達はどのように感じているのか、【WBS】でEVユーザーの本音を取材していたのでまとめてみました。

EV(電気自動車)ユーザーの本音

・日産リーフに乗る30代の男性オーナーは、電気自動車 について「走りがいい。エコで優越感がある」とインタビューで答えていました。

・テスラに乗る30代の男性オーナーは、「環境面であったり最先端を感じたい」と言っていました。

EV(電気自動車)の購入に躊躇している人の本音

一方で多くのドライバーは今はEV購入には踏み切れないようです。

・「買い物くらいならいいが、長距離はまだ向いていない。」

・「何度かモニターで乗ったことがあるが、インフラ整備の遅さを実感する。」

EV(電気自動車)のテスラ3を購入した人の本音

2021年3月にテスラのモデル3を購入した方から貴重な意見が紹介されました。

その方は、週末に都内や旅行に行くときに車を使用

テスラ3の価格はおよそ540万円だが、国と所沢市の補助金制度を利用し実質価格は450万円ほど。

5年のローンを組んで購入し、9ヵ月経った今でも満足しているそうです。

「音が静かなので長距離運転しても全然疲れない。」

自宅のアパートの駐車場には充電設備はなく、週に1度は充電スタンドを利用しているそうです。

充電スタンドは自宅から30kmほど離れた所にある「テスラ車専用の充電スタンド」。

高出力の充電器のためわずか15分で250km分の充電が可能で、価格も400円程度

その他の充電スタンドとしては、自宅から近いショッピングモール「ららぽーと富士見」にあり、無料

自治体などが整備を進める無料の充電スタンドは1都3県だけでも160ヵ所あり人気。

ただし、無料の充電スタンドが空いているか空いていないかは運しだい

テスラの場合、テスラオーナーだけが使える独自の充電スタンドの設置を拡大することを計画中。

ガソリン車と比べると維持費もかからなくて、とても経済的だと満足な声。

EV(電気自動車)とガソリン車の費用を比較

電気自動車とガソリン車では、どのくらいの費用の差があるのか紹介さていました。

日本で一番人気の日産リーフの場合でもフル充電の費用は1,000円程度

一方、ガソリン車で458kmを走るにはガソリン代は5,000円以上かかるため費用は5分の1ほど

【WBS】EV(電気自動車)ユーザーの本音(まとめ)

・EVに対する日本のインフラは、まだ十分整っていない。

・EVとガソリン車の費用を比較すると費用は、ガソリン車の1/5程度で経済的

・EVは、自宅で充電ができて、なおかつ、近所で利用するのには向いている

・長距離ドライブでは、途中で充電する必要があり、充電スタンドが空いているかどうかは運しだい

・EVは、国や地方自治体の補助金制度を利用すると、90万円(テスラ3の場合)ほど補助金が下りるが、まだ高額な上に長期間の乗っているとバッテリーの交換も必要となり、維持費はかかる。

私は、東北地方から中国地方に長距離ドライブをしたことがあります。

片道の走行距離は約1000Km

愛車のマツダ3(ディーゼル)だと、給油なしで目的地までたどり着くことができました。

しかし、車種や充電時間にもよりますが、現在のEVだと2回以上充電スタンドに立ち寄らなければなりませんそういう意味では、まだまだインフラの整備は十分に整っていないと感じました。

EV(電気自動車)について、他の記事でも書いているのでよかったらどうぞ。

電気自動車の充電時間や充電料金、充電を自宅や外でするには?

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