電気自動車が走っているのを見かけるようになりましたが、電気自動車は充電が必要です。
電気自動車には興味があるけど、「充電時間はどのくらいかかるのか」、「充電料金はいくらするのか」「自宅や外で充電するにはどうしたらよいか」、「航続距離は何kmか」など、素朴な疑問を持ちます。
今回は、電気自動車の「充電方法」、「受電時間と航続距離」、「充電料金」、「充電を自宅や外でする場合」についてお伝えます。
電気自動車の充電の方法は2つ
充電方法には、大きく分けて「普通充電」と「急速充電」の2種類に分けられます。
どんな違いがあるのか、以下に説明しますね。
「普通充電」とは
自宅などの家庭用の充電器で充電する方法。
100V用と200V用があり、200V用の方が充電時間は短時間ですみます。
特長は、充電速度がゆっくりで、充電時間がかかる充電方法。
メリットは、以下の4点
・夜間寝ている間に充電できる。
・ 自宅なので充電の順番待ちの時間は0。
・ 充電費用が外出先の充電スタンドより安い。
・ 給油のためだけにガソリンスタンドに行く必要がない。
デメリットは、時間がかかることと、自宅に車庫などのスペースがないと設置できません。
「急速充電」とは
ショッピングモールや高速道路のパーキングエリア、車のディーラーなどに設置されている急速充電器で充電する方法。
特長は、短時間に大量の充電が可能。
メリットは、短時間に充電が可能で、外出先でも充電ができること。
デメリットは、他の車が充電していると充電待ちをするか、別の充電スポットを探す必要あり、充電料金が自宅でするよりも少し割高。
最近ではアプリなどで外出先の充電器の満空情報を見ることができ、もし埋まっていれば別のスポットを探す事が簡単にできるようになっています。
電気自動車の充電時間と航続距離はどのくらい?
自宅での普通充電と外出先での急速充電では、充電時間が異なります。
また、車のバッテリーの容量によっても、フル充電までの時間が異なります。
例えば、「日産 リーフ e+(イープラス)」の場合、バッテリーの種類が2種類あります。
62kWhバッテリーと40kWhバッテリーの2つのタイプがあり、数字の大きいバッテリーほど、充電量が多くなり、充電時間もそれだけ長くなります。
その代わりに、航続距離も長くなります。
日産リーフ(40kWhバッテリーの場合)は、1回のフル充電による航続距離は、322km。
日産リーフ(62kWhバッテリーの場合)は、1回のフル充電による航続距離は、458km。
実際の航続距離は400km程度で、 1kWhで走れる距離(電費)は、6~7kmになります。
「日産 リーフ e+」を例にとって、自宅での普通充電と外出先での急速充電の充電時間について書いていきますね。
充電時間:自宅での普通充電の場合
バッテリーの状態にもよりますが、ゆっくり充電するのでフル充電で8時間以上かかります。
自宅で22時から翌8時まで10時間充電するようなイメージ。
「10時間はとっても長くて大変かも?」と私も思いました。
しかし、10時間と言っても、自宅で充電をセットした後は自由な時間で、寝ている間に充電が完了!
そう考えると「ストレスはほとんど感じない」と思います。
充電時間:外出先で急速充電をした場合
電気自動車の日産リーフを例にとって挙げていきます。
例えば、高速道路のサービスエリアなどに設置されている急速充電器(出力が40kWの場合)、30分間の充電で20kWの充電が可能。
外出先の急速充電で、30分までなどの制限があります。
「30分間は、長いなあと私は思いました」が、食事のついでに充電したり、買い物やスマートフォンを触って調べものをしていたら、30分間はあっという間。
例えば、日産リーフの40kWhバッテリーの場合は、30分間の充電で充電率50%で161km走行できます。
「半分しか充電できなくて大丈夫かな?」と私も思いましたが、常に100%フルに充電する必要はないので、充電率が60~20%の状態で、早めに充電する等の工夫をすればこ安心。
電気自動車の充電料金はいくら?
充電したときの電気料金は気になるところです。
自宅の場合と外出先の場合に分けて、説明していきますね。
自宅の場合
自宅で終電した場合、電気1kWhあたりの単価はおよそ20~30円。
深夜料金プラン等の電気代が割引なるプランなどを利用すれば単価は安く、日中と夜間料金を比較すると、日中の方が夜間より1.5倍ほど料金が割高です。
日産リーフ(40kWhバッテリーの場合)であれば、夜間に完全に空の状態からフル充電しても約800円程度。
フル充電した時の航続距離は、カタログでは、WLTCモードで322kmとなっていますが、厳しくても250km以上は走れると考えて計算すると10㎞で32円の電気料金で走れます。
電気自動車のコストパフォーマンスは、ガソリン車やハイブリッドカーよりも格安!
外出先の場合
自宅で充電するよりも外出先で充電する方が割高になります。
プレミアムプランを使うとお得です。
例えば「ZESP3」というプレミアムプランは、従量課金制の4つのプランがあります。
「シンプル」、「プレミアム10」、「プレミアム20」、「プレミアム40」は、それぞれ「無料急速充電1回10分」を、「0回」、「10回」、「20回」、「40回」できるというプラン。
月額基本料金は「シンプル」が500円で、1.5円/分で充電料金がかかります。
急速充電10回が無料となる「プレミアム10」が4,000円、「プレミアム20」が6,000円、「プレミアム40」が10,000円。
プレミアムプラン「シンプル」以外は、全て普通充電は何分使っても0円です。
結論は、プレミアムプランの無料充電分以上の利用をしないで、出来るだけ自宅で深夜に充電すると電気料金を抑えられます。
電気自動車の充電時間や充電料金、充電を自宅や外でするには【まとめ】
電気自動車を利用する場合、充電に時間はかかるが工夫しだい。
自宅で夜間充電し、外出先でもプレミアムプランを上手に使えば、充電費用を抑えることができます。
遠征する場合は、充電スタンドをアプリで調べて、位置と空き状況を確認すれば、大丈夫。
電気自動車は、静粛性が高く乗り心地は抜群!
今なら国や地方自治体から補助金や減税が受けられます。
それらを有効に使って電気自動車を購入して10年間乗り続けた場合、総額は同程度のガソリン車(250万円クラス)並みです。
電気自動車の購入もガソリン車同様に検討してみてはいかがでしょうか。
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