マツダ3(MAZDA3)セダンがかっこいい理由!ディーゼルの燃費がいい

車種

最近は、燃料価格が高騰する中、燃費の良い車が注目されています。
愛車マツダ3に搭載されているクリーンディーゼルエンジンは、1.8リッターの直噴ターボエンジンで性能は116馬力/270Nm。もちろん燃料はガソリンより安価な軽油です。

今回は、マツダ3セダンがかっこいい理由として、ディーゼルエンジンの燃費の良さと燃費を更に良くする機能について解説していきますね。

マツダ3(MAZDA3)のエンジンは4種類

マツダ3には4種類のタイプのエンジン「SKYACTIV-D」「SKYACTIV-G 1.5L」「SKYACTIV-G 2.0L」「SKYACTIV-X」があります。以下に簡単に説明していきます。

「SKYACTIV-D」:1.8Lディーゼルターボエンジン

参考:https://www.mazda.co.jp

「SKYACTIV-G」:1.5Lと2.0Lの2種類のガソリンエンジン

参考:https://www.mazda.co.jp

「SKYACTIV-X」:世界初の新技術「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」採用2.0Lガソリンエンジン+マイルドハイブリッド

参考:https://www.mazda.co.jp

マツダ3(MAZDA3)のカタログ燃費

参考:https://www.mazda.co.jp

マツダ3のボディタイプには、セダン(左)とファストバック(右)の2種類があり、それぞれ寸法や重量が違います。

例えば同じXD Lパッケージでも重量は、セダンよりファストバックの方が10kg重く、同じボディタイプでも駆動方式が2WDより4WDの方が60kg重い

重量の違いは燃費にも影響してきます。

マツダ3の4種類のエンジンのカタログ燃費を比較

マツダ3のカタログ燃費を下の表にまとめてみました。
セダンとファストバックのそれぞれに4種類のエンジンの設定があり、パワートレインの選択肢は非常に豊富。
今回は簡単に比較できるように、駆動方式を2WD、トランスミッションを6速ATに条件を統一して4種類のエンジンの燃費を比較してみました。

ファストバック(駆動方式:2WD ・トランスミッション:6ATの場合)

エンジン / 燃費(km/L)
SKYACTIV-G1.5(ガソリン)             16.6
SKYACTIV-G2.0(ガソリン)             15.6
SKYACTIV-D1.8(ディーゼル)            19.8
SKYACTIV-X 2.0(ガソリン+マイルドハイブリッド) 17.4


セダン(駆動方式:2WD ・トランスミッション:6ATの場合)

エンジン /燃費(km/L)
SKYACTIV-G1.5(ガソリン)            16.6
SKYACTIV-G2.0(ガソリン)             15.8
SKYACTIV-D1.8(ディーゼル)            20.0
SKYACTIV-X 2.0(ガソリン+マイルドハイブリッド) 17.4

上表から分かるように、同じエンジンを積んでいてもファストバックよりセダン方が燃費が良く、一番燃費が良いのは、SKYACTIV-D1.8のディーゼルエンジンです。

また、同じマツダ3のSKYACTIV-D1.8(ディーゼル)6ATの2WD車と4WD車のカタログ燃費を比較すると、2WDは19.8(km/L)、4WDは18.8(km/L)で、駆動方式が2WDの方が燃費が1.0(km/L)ほど良い

私は、年に数回高速道路を利用したロングドライブをするので、マツダ3を購入する時、セダン(2WD)ディーゼルがパワーもそこそこあり、燃費も良い車なので選びました。
駆動方式を選ぶ時、2WDより4WDの方が車の走行性は安定し、雪道にも強いので少し迷いましたが、自宅近辺はそれほど積雪がなくアスファルトの道路が多いので、冬場はスタッドレスタイヤを履き替えるだけで、4WDでなくてもまったく問題はありませんでした。

マツダ3セダン(ディーゼル)の燃費を更に良くする機能

燃費を優先的に考えるとマツダ3セダン(ディーゼル)がおすすめですが、搭載されている先進の機能を活用してさらに燃費が良くなるコツをお伝えします。

マツダ3セダンのディーゼルエンジンのWLTCモードのカタログ燃費

マツダ3セダンのディーゼルエンジンのWLTCモードのカタログ燃費を以下に示します。

WLTCモード燃費     20.0km/L
WLTC市街地モード燃費  16.5km/L
WLTC郊外モード燃費   19.8km/L
WLTC高速道路モード燃費 22.2km/L

ディーゼル車のWLTCモード燃費は20.0km/Lと優秀です。

しかも燃料は軽油でコスパ良し!

マツダ3セダン(ディーゼル)の実燃費は、エコ運転で22.3km/L

実際に普段使いでマツダ3に載っていると実燃費は22.3km/Lくらいとカタログ値より良い結果です。

実燃費が良い理由は、私の生活圏が郊外にあるため、交通量や信号が少なく渋滞も皆無な道路で、急加速や急発進などを避けたエコ運転が可能だからです。

実燃費(22.3km/L)は春季の数値で、夏季にエアコンを使うようになるともう少し数値が落ちてきます。7月の数値の平均は22.0km/L程。

後でお伝えしますが、マツダ3にはi-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)と言う機能があり、ドライバーに運転の評価を数字や光で教えてくれるので、エコ運転を心がけている方にはこの機能を活用することをおすすめします。

マツダ3セダン(ディーゼル)の巡航速度90kmで高速道路燃費は25.0km/L

私は、マツダ3で年に数回ロングドライブをします。1回の旅で2000km程度の高速道路を走ります。その平均が燃費は25.0km/Lほどで、WLTCモードの燃費を上回る結果となりました。

燃費を良くするコツは、MRCC(マツダレーダークルーズコントロールシステム)LAS(レーンキープアシストシステムを併用し、巡航速度を90km程度で走行することです。

マツダ3のMRCC(マツダレーダークルーズコントロールシステム)

MRCCとは、アクセルペダルやブレーキペダルを踏まなくても、設定した速度での定速走行や、前走車との車間距離を一定に保つ追従走行ができる装置のこと。

前走車がいないときは、設定された速度で定速走行を行います。また、設定速度以下の速度で走行する前走車がいるときは、前走車と一定の距離を保ちながら追従走行します。
ただし、この機能は、高速道路、加速/減速の繰返しが少ない自動車専用道路などで使用します。もし、一般道路でMRCCを設定して走行すると危険です。

私が右折専用レーンと直進・左折用のレーンがある交差点付近をMRCCを作動させて走行していた時のことです。前方の車が右折ラインに移動して前のスペースがあいた途端、車が加速を始めました。信号が赤に変わる直前ですぐにブレーキを踏んで減速し、同時にMRCCも自動的に解除になり、事なきを得ました。

やはりMRCCは自動車専用道路で使用するべき機能でした。

マツダ3のLAS(レーンキープアシストシステム)

LASとは、ドライバーのステアリング操作をアシストするシステムのこと。

アシスト開始までの反応を遅くした「逸脱回避支援」機能と早めのアシストを行う「ライントレース」機能のいずれかを選択できます。いずれもフロントガラスに設置したカメラで車線の区画線を認識します。ドライバーはハンドルに軽く手を添えているだけで、自動的に車線に沿って車のハンドルをアシストしてくれます。

MRCCとLASのアシストで、高速道路における長時間定速走行が可能となり、疲労度もかなり軽減されます。
高速道路における燃費もディーゼルエンジン特性から、80km/hにMRCCを設定して高速走行すると25.1km/L程度100km/h設定では22.1km/L程度となり巡航速度の設定条件によって燃費の数値がかなり異なります。

また、乗車人数(大人2名)や荷物の重量の影響もあり、思ったより燃費の数値は伸びませんでした。

急ぐ旅でもないので、90km/h程度にMRCCを設定し、LASも併用して左寄りの車線を車の流れに合わせてのんびり走行すると疲労感も少なく、安全で快適、その上お財布にも優しいドライブとなりました。

ロングドライブの出発前に軽油を満タンにしておけば、1000km先の目的地まで給油なしで走破でき、マツダ3セダン(ディーゼル)の燃費の良さに私は大変驚きました。

高速道路のガソリンスタンドで給油すると高くつき、もし同じ距離をEV車でドライブするとなると2回は充電する必要があり時間のロスが生じます。

 マツダ3の「SKYACTIV-D」と呼ばれるディーゼルエンジンは、デビュー当初から静粛性の高さが評価されていました。実際に高速道路を一定の速度で走っていると、タイヤのノイズや風切り音の方がよっぽど大きく、ディーゼル車に乗っている感覚がほとんどなく快適です。

i-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)

マツダ3は全車に「i-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)」を標準装備しています。

i-DMとは、「しなやかな運転」ができるように運転技術の向上を支援するシステムのこと。表示は、センターディスプレイとスピードメーターへの表示の2種類。

下の図は、加速度の変化と体の揺れの関係から運転を①丁寧な運転、②しなやかな運転、③荒い運転の3種類に分類したもので、マツダ独自の定義。

参考:https://www.mazda.com

走行中、アクセルやブレーキ、ハンドル操作によって乗車している人の体に揺れが生じます。この体の動きを、車の速度やハンドル舵角のデータをもとに、車に搭載しているコンピュータが独自に計算して運転の評価を5段階のスコアで表示したり、青や緑、白のランプでリアルタイムに表示するシステムがi-DM

参考:https://www.mazda.com

上の図は、i-DM画面をセンターディスプレイに表示して走行すると運転のスコアがタイムリーに表示されます。

ちなみに、私の運転スコアは4.5でした。

上の図は、中央にあるスピードメータの画像で、赤色の→の先端部のランプが、グリーンランプの状態

・ブルーランプ(しなやかな運転)
爽快に走りながらも、無駄を抑えたスムーズで躍動感のある気持ちのよい運転。揺れによる乗員の不快感や燃費の悪化も抑制。

グリーンランプ(丁寧な運転)
乗員が不快に感じるような揺れが抑えられた丁寧な運転。燃費の良い走り

・ホワイトランプ(体が揺れる運転)
揺り戻しが大きく、無駄のある動きで乗員にとっては不快な運転。燃費にもよくない。

グリーンランプが頻繁に点灯するような運転を心がけることで、運転者も同乗者も気持ちの良い「やさしい運転」ができるようになります。

普段から急加速・急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避けた、緑のランプが点灯するような運転ができていれば、燃費と安全運転技術の両方が向上することになります。

燃費向上にi-stop(アイ・ストップ)機能は必要?

i-stop(アイ・ストップ)とは、アイドリングストップのことで、停車時に自動でエンジンが止まる機能です。燃料費の節約につながる上に、排出ガスの削減や騒音の軽減など、環境にも配慮されています。
一般財団法人 省エネルギーセンター(注)によると、アイドリングストップの状態からエンジンを動かすのに消費する燃料の量は、5秒間エンジンをかけたまま停止している際に消費する燃料の量と同等と説明があります。
つまり、アイドリングストップの停止時間が5秒未満の場合、アイドリングストップによって抑えた燃料よりも発進時に消費する燃料のほうが上回ってしまい、結果的に燃費が悪くなります。
また、アイドリングストップを度々行うと、バッテリーなどの部品の消耗が早く、発進時にタイムラグが起きるなど、ストレスを感じてしまうデメリットもあります。

アイドリングストップのメリットとデメリットを理解したうえで状況に応じて上手に活用する必要があります。

私の場合、アイドリングストップ機能は、環境には優しい反面、バッテリーの負荷が大きくなるので、冬や夏のエアコンを使う時期はアイドリングストップ機能を停止しています。
冬に6ヶ月定期点検でバッテリーチェックをしたところ、充電率65%、そして、半年後の1年点検(夏季)でバッテリーの充電率50% と新品のバッテリーにも関わらず、低い数値に驚きました。

原因としては、信号待ちの時、エンジンが止まっているのにエアコンやオーディオを使用するので、バッテリーの消耗が激しいからです。

そこで、i-stop(アイ・ストップ)機能をエンジンを始動する度に、OFFにしたところ充電率88%まで回復しました。
ディーラーの担当者に聞くと、エンジンブレーキを使うときに発電機が回り充電もされるので、下り坂でのブレーキでは、ステアリングシフトスイッチを使ってエンジンブレーキを使うようにしています。
マツダ3のステアリングシフトスイッチとは、F1みたいにステアリングについてるスイッチでシフトチェンジすることができます。これは大変便利です。
マツダ3のバッテリー交換の費用は、純正バッテリーで約3万円ちょっと。費用が高めなのはアイドリングストップ専用のバッテリーだからです。耐久性を保つためにはコストがかかるのは仕方がないとは思いますが、i-stop(アイ・ストップ)機能は私の場合は必要ないと思いました。

バッテリーも大事に使えば5年くらい使え、使い方によっては3年程度で交換することもあるようです。

マツダ3(MAZDA3)セダンがかっこいい理由!ディーゼルの燃費がいい【まとめ】

マツダ3(MAZDA3)セダン(ディーゼル)は、優れた燃費性能と静粛性の極めて高い快適な乗り心地を備えた車だと実感しています。

また、最新の技術(MRCCやLAS、i-DM)の活用でロングドライブでも疲れにくく、燃費の良い長距離ドライブも可能な素晴らしい車です。

 スポーツカーのような美しい流線形のエクステリアでありながら、日常的に使う車としても便利な機能を搭載したマツダ3セダン。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

🚗愛車マツダ3(ディーゼル)をディーラーの車検に出した時の費用についてまとめてみました。よかったらこちらもどうぞ!

マツダMAZDA3セダン(ディーゼル)車検費用はディーラーでいくら?その内訳

コメント

タイトルとURLをコピーしました