いざ、ガレージ(車庫)を選ぼうとしたときに、様々なメーカーやグレードがありすぎて、何を基準にして選べばよいのか分からないといった悩みを持ったことはありかせんか。
ガレージ歴2年の経験から、ガレージを選ぶ際の6つポイントやおすすめの設備とアイテム、各メーカーの特徴やブランドを徹底調査し、価格が安いメーカーの車庫2選を紹介していきますね。
ポイント1:ガレージの種類
まず、どのくらいのサイズのガレージが必要か、また、ガレージを何に使いたいのかを決めることが先決です。
ガレージに何台の車を駐車したいか、また、ガレージの用途は駐車場以外に趣味や作業場としても使いたいのか等をはっきりさせた上で、ガレージの種類を選ぶことになります。
ガレージのサイズには、1台用、2台用、3台用が一般的。
ガレージの中には、基本棟+追加棟の組合せをすることで、5台・6台と連結して増やすことも可能なものもあります。
また、ガレージのサイズを大きめにすることで、ガレージ内部で作業や収納をすることができ、自分の趣味の部屋としても楽しめます。
横幅に余裕がない場合には、奥行方向にスペースを広げたタイプ(縦列駐車型)もあります。
ガレージの種類には3タイプあります。それぞれについて説明していきますね。
単体駐車タイプ
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個別で車1台分を駐車するガレージ。
私は、ガレージを設置する土地の広さと予算から、少し余裕を持たせた1台分用のガレージを選ぶことにしました。
複数駐車タイプ
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2台分以上の駐車ができるガレージ。
駐車スペースと予算が許せば、複数台駐車する予定がなくても、広めのガレージを選ぶことをおすすめします。
理由は、ガレージには車を駐車する以外に、物置や趣味の部屋、作業所としても活用できるからです。
「大は小を兼ねる」といいますが、ガレージのサイズは、広い方が圧倒的に便利です。
ただし、ガレージのサイズが広くなるほど、建築費や毎年かかる固定資産税がかさむことになります。
複数駐車タイプには、一般に横に車を並べる並列駐車型と、間口が狭い場所では縦に長い縦列駐車型の2種類があり、設置する土地の形や広さによって、どちらの方が利便性が高いか判断することになります。
縦列駐車型のガレージには、出入り口が片側1カ所のタイプと、両端の2か所あるタイプのものも販売されています。
簡易駐車タイプ
設置や撤去が簡単で、申請の必要もありません。
ただし、耐久性や強風・積雪には弱く、見た目も決して良いとはいえません。
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ポイント2:ガレージのサイズ(間口の幅・奥行・高さ)
ガレージに駐車する車種(普通車・RV車・トラック等)によって、車の幅・長さ・高さがそれぞれ異なるので、収納するガレージのサイズも変わってきます。
また、RV車やバンを駐車する場合、荷物の出し入れのため、後方の扉を開けることを考えると、普通自動車より、ガレージの奥行のサイズに少し余裕を持たせることが大切。
一般的に、ガレージの間口の幅のサイズは、車の幅にプラス100cmの余裕があると、運転席や助手席から同時に車の乗り降りがしやすいと言われています。
また、ガレージの奥行は、駐車した車の前後に50cm程のゆとりがある大きさのガレージがおすすめ。
従って、ガレージの奥行は、車の長さプラス100cm程度あるとベストです。
車種にもよりますが、トランクやボンネットを開けて荷物の出し入れする際に、このくらいの余裕があると安心です。
マツダ3の場合
ガレージの適切なサイズ(間口の幅・奥行・高さ)について、愛車マツダ3を例に挙げてく説明していきますね。
ガレージの間口の幅
マツダ3は、運転席(助手席)のドアの開き具合は「3段階」で開きます。
仮に、開き具合を、①【小】、②【中】、③【大】の「3段階」とすると、ドアを開けた時に必要なスペースは、車体側面から①【470mm】、②【760mm】、③【930mm】となり、ドアが開いた分だけ「+α のスペース」が必要になります。
また、ガレージの+α のスペースは、車体の大きさだけではなく、4ドアか2ドアでも変わってくることがあります。
どういうことかというと、2ドアクーペのマツダロードスターだと、車体はマツダ3より一回り小さくなるのに、2ドアの扉1枚の長さは、4ドアのよりも長く、ドアを開けるときに必要なスペースはもっと広くとる必要がでてきます。
実際に、マツダロードスターを同じガレージに駐車した時、車の幅や長さ、高さの全てのサイズは、マツダ3より小さく、長さや高さは、ガレージのサイズに対してまったく問題ありませんでした。
ところが、いざ車から降りようとしてドアを開けてみると、開き具合が②【中】の段階の時、ロードスターの長いドアが、ガレージの壁にぶつかりそうになりヒヤッとしました。
もし、ガレージの壁にドアが当たりそうな車を駐車することになるなら、ドアがガレージの壁に当たっても傷つかないように、緩衝材などをガレージの壁側に予め設置しておくことを是非おすすめします。
特に、愛車に無頓着な家族が乗降りするときは「要注意」!
ガレージの奥行(長さ)
奥行の長さは、同じ車長の車であっても、車種によって変わります。
セダンの場合は、トランクやボンネットの扉は上方向に開けることになります。
SUV車やバンの場合、扉は前後上下に大きく開くので、ガレージのサイズを決めるときは要注意。
後方のトランクを開けたときの状態を基準にして、ガレージの奥行の長さを考えましょう。
ガレージの高さ
ガレージの高さも車の高さ以上の余裕が必要です。
まず、出入りする方の身長+10cm以上の余裕がないと、頭を天井にぶつける可能性があります。
特に、シャッターがオーバースライド扉や電動式の場合、天井付近にシャッターが格納されたり、モーターが設置してあったりして、ガレー内の天井が低くなります。
ガレージの外観の高さより、かなり低くなっていることもあり注意が必要です。
また、外車のSUV車の中には、自動で後方の扉が天井に向かって開く車種があり、ガレージ内で荷物を取り出す時、扉が自動で開いて天井に当たってしまい、扉が破損するケースがあるので要注意。
ポイント3:少し大きめのサイズを選ぶことが大切
予算や設置場所の広さを考慮した上で、可能ならば少し余裕を持たせたサイズのガレージを設置することをおすすめします。
仮に、あなたが所有する車に対して、サイズが大きすぎるガレージを設置したとしましょう。
ガレージのサイズに余裕を持たせ過ぎたかな?
もうワンサイズ小さめの方が、費用が抑えられたかも?
設置後に、ガレージのサイズが大きすぎて後悔することはありません。
実際に少し余裕の1台分のガレージを設置した私は、「余裕を持たせて作って本当に良かった」と思いました。
理由は、ガレージ内にいろいろ物を置くことができるので、サイズが大きい方が利便性が高いからです。
また、将来車を買い替える際に、ガレージのサイズに余裕があれば、車庫のサイズに影響されずに様々な車種の購入を検討することができます。
将来、家族構成が変わって、セダンタイプの車から、少し大き目なSUV車に買い替えたりすることも十分に考えられます。
これは結構大切です!
私の場合、最初はマツダ3の駐車だけを目的にガレージを設置しました。
実際使っているうちに、外仕事で使う道具類(延長コード、ブロワー、洗車道具、高圧洗浄機)や、冬の時期には石油の入ったポリタンクを置くようになりました。
また、土埃が付いている清掃用具を外のガレージに置けることは、衛生的で大変便利です。
ポイント4:カタログの数値に注意
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カタログに書かれている数値と、実際に設置されたガレージの内寸とは少し差があります。
例えば、タクボ物置のカタログでは、ガレージに車を停める際、ガレージの横幅は、運転席側は+600mm、助手席側は+300mm、ガレージの奥行は、車の後部から+200mm、前面から+300mm以上確保することを推奨しています。
引用:マツダ3ファストバックのカタログ
この数値を愛車マツダ3セダンに当てはめて、ガレージの推奨サイズを計算してみました。
車の幅が1,795mmあるので、ガレージの内側の幅は【2,695mm以上】。
車の長さは4,460mmなので、ガレージの内側の長さは【4,960mm以上】。
車の高さは1445mmですが、身長が1700mmなら、内側の高さが【1800mm以上】あれば天井に頭をぶつけずにすみそうですね。
人の動きと荷物の動きを考える事で、利便性の高いガレージを選ぶことが出来きます。
タクボ物置のガレージ【ベルフォーマ】を購入して分かったこと
サイズを検討した結果、タクボ物置のガレージ・ベルフォーマ(SS-3460)を購入することにしました。
実際に設置してみて、カタログのサイズと、ガレージ内部のサイズが違うことが分かりました。
カタログの数値は、外側のサイズが掲載されています。
しかし、実際には、車庫内に車を停めるわけですから、車庫内の内寸の数値が重要になります。
コンクリートを流し込んで作る基礎には厚みがあります。
基礎の厚みの分だけ内寸(幅や奥行)の数値が小さくなります。
また、屋根には雨を集めるために傾斜がかかっていて、屋根の高さが高い所と低い所があります。
さらに、天井からモーターや室内灯などがぶら下る形で設置されると、床からの高さはさらに低くなることもあります。
カタログの数値が「何を示しているのか」、よく理解しておくことが必要。
詳しくは、後程説明していきますね。
各オプションの価格は、ベルフォーマ(SS-3460)を中心に掲載してあります。
オプションもガレージのサイズによって価格が違うことがあるので、詳しくはホームページを参照してください。
タクボ物置のガレージ【ベルフォーマ】(SS-3460)とは
【ベルフォーマ】(SS-3460)は、普通車一台用の独立型ガレージで、カタログの値(外観のサイズ)は、間口の幅が3434㎜・奥行6000mm・高さ2450mmです。
ガレージ本体とシャッターの色は、木に囲まれているので、周りの環境になじむよう、ムーンホワイトを選びました。シャッターの仕様は、電動式オーバースライド扉にしました。
シャッターを電動式にすると、オプション料金が146000円(税別)ほど高くなります。
屋根耐荷重は、雪が比較的少ない地域に住んでいるので、多雪型(耐積雪100cm以内)ではなく一般型(耐積雪60cm以内)を選びました。
多雪形にすると同じサイズでは、オプション料金が65000円(税別)ほど高くなります。
また、自宅が高原付近なので標準屋根にしました。
海岸付近などの湿度が高い地域では、発泡ポリエチレンを屋根の内側に張り付けた結露減少屋根がおすすめです。もちろん価格も63000円(税別)ほど高くなります。
ベルフォーマのガレージの高さは3種類
一般的なガレージなら高さの異なるタイプ(2~3種類)から選ぶことが可能です。
タクボ物置のベルフォーマの場合は、①普通車・②RV車・③普通トラック(4t)の車種別に、ガレージの外側の高さを①2450㎜、②2763㎜、③3250㎜の3種類から選ぶことができます。
今回購入したガレージは、①の普通車用のサイズを選びました。
ガレージの高さを上げる裏技
カタログに示されている商品の高さのサイズを上げる方法があります。
それは基礎の高さを上げること!
コンクリートで固めて基礎をつくる際、その基礎を高くつくることで、その分、上に乗せるガレージ全体の高さを高くすることが出来きます。
ただし、調整できる高さにも制限があり、例えば、ベルフォーマの場合、基礎の高さを最大350mmまで高くすることが可能です。
制限がある理由は、ガレージの間口の高さが増した分だけ、シャッターを床まで閉めたときに、シャッターの長さを長くする必要があり、シャッターの長さの調整にも限度があるからです。
自宅のガレージの場合、基礎の部分をコンクリートの床から実質230mm高くしました。
つまり、従来のサイズに230㎜分の高さが加わり、その分だけ車高の高い車を停めることができます。
あと少し高さを上げたいというときには有効な方法なので、ぜひ知っておいてください。
ただし、基礎を高くしたらその分だけコンクリートを多く使うので費用が余分にかかります。
ベルフォーマの入り口のサイズを実測
完成したベルフォーマの入り口のサイズを実測したところ、入口の幅は【3100mm】、入口の高さは【2120mm】になっていました。
ガレージ内部は、入口よりやや広くなっていますが、入り口の数値以上の大きな車は入らないので、間口の数値は重要です。
ベルフォーマの内寸のサイズを実測
ベルフォーマの内寸を計測してみたところ、ガレージの内側の幅は【3180mm】、奥行は【5720mm】、天井の最低地点の高さは【2090mm】でした。
カタログの値より内側のサイズがかなり小さくなる理由
ベルフォーマのカタログの値(間口の幅、奥行、高さ)は建物の外側の数値です。
ガレージの内側のサイズは、建物の壁や基礎、天井の厚みの分だけサイズダウンするので、車を実際に駐車してみると、「何だか思ったより狭いなあ」と感じます。
ガレージ内の天井の高さがカタログの値(2247mm)よりかなり低い理由は、電動式のオーバースライドシャッターのため、天井の中央付近にモーター兼室内灯やシャッターの収納部分があるため、その分、使える高さが低くなるからです。
実際に愛車を駐車して感じたこと
マツダ3をガレージに実際に駐車してみると、ガレー内の横の空きスペースが【1380mm】、前後の空きが【960mm】、高さの空きが【645mm】となり丁度いい感じに収まりました。
マツダ3セダンをガレージに駐車して、日々の荷物の出し入れや、乗降りも問題なくできています。
特に、雨の日や台風の時も濡れる心配がなく、安心して荷物の出し入れができて本当に便利です。
将来車をSUV車に買い替えたとしても、ガレージのサイズにゆとりがあるので、余裕で駐車できると実感しました。
1台分のガレージですが、サイズに余裕をもたせたおかげで、雨の日の自動車整備やDIY・趣味を楽しめる部屋が1つ増えた感じです。
ポイント5:シャッターの種類
引用:タクボ物置のカタログ
シャッターを開閉するときの方式には、2種類のタイプがあります。
オーバースライド扉(左図)と巻き上げシャッター扉(右図)です。
簡単に説明していきますね。
巻き上げシャッター扉
巻き上げシャッター扉は、クルクルと巻き上げて天井付近にシャッターを収納する方式で、商店街などでみられるシャッターのタイプ。
天井一杯まで収納が可能です。許容風圧力は、風速48m/sまで許容可。
ただし強風時には、オプションの補強材(シャッター補強棒)でシャッターを補強する必要があります。
シャッター補強棒は、カールフォーマのオプションで8900円(税別)。
メリットは、設備費用が安くて、取り扱いメーカーが多い点。
デメリットは、シャッター開閉時に、騒音が発生しやすく、力も必要。
また、強風に対して、巻き上げシャッター扉の方が、オーバースライド扉より弱い点。
オーバースライド扉
オーバースライド扉は巻くのではなく、天井部分にスライドするように収納するタイプ。
メリットは、巻上げタイプと比べて耐風圧強度が高く(風速62m/sまで許容)、シャッターの上げ下げに発生する音は静かで、シャッターの開閉の際、女性の力でも簡単に開閉できる点。
また、オーバースライド扉は、開閉テストを2万回実施しても故障しないほど耐久性があり、巻き上げ式よりも2倍以上耐久性に優れている。(カタログに記載)
実は、アメリカでは、オーバースライド扉の方が一般的。
デメリットは、設備費用が巻き上げシャッター扉より割高で、取り扱いメーカーも少ない。
巻上げシャッターは、イナバ物置・ヨド物置・タクボ物置の3社で取り扱いがあります。
オーバースライド扉をメイン搭載しているモデルはタクボ物置のみ。
オーバースライド扉をご希望の場合、タクボ物置のベルフォーマシリーズがおすすめです。
ちなみに自宅のシャッターは、電動式のオーバースライド扉で、静かでスムーズに扉が開閉します。
夜間や早朝でも静かに開閉ができるので近所迷惑にならずに済み、電動式のオーバースライド扉にして本当に良かったと思っています。
ポイント6:ガレージおすすめオプション【設備とアイテム】8選
ガレージにおすすめのオプション【設備とアイテム】8選について、タクボ物置のベルフォーマを例に、具体的に説明していきますね。
1.電動シャッター
ガレージのシャッターは電動と手動の2種類があります。
手動は文字通り手でシャッターを持ち上げるタイプです。
電動のシャッターは、リモコン付きなら毎回車や家の中から操作ができて本当に便利です。
また、女性でも簡単にシャッターを稼働できるのもメリットの1つ。
タクボ物置の電動式シャッターは安全面にも配慮がされています。
光センサーの機能が付いていて、光を遮断すると扉は自動的に反転・全開し、また、閉める時に人や障害物を感知すると扉は作動しません。
また、負荷反転装置といって、扉に障害物が当たると、自動的に反転して30cm上がって停止する安全装置もついていて、人や物がはさまれたりする心配がないので安心。
小さいお子さんがいる場合は特に、安全面への配慮は大切です。
リモコンは通常2個ついてくるので、車内と玄関付近にそれぞれ置いておくと便利です。
電動式をオプションで付ける場合は、停電などで人がガレージ内に閉じ込められてしまった場合、出口の確保が必須なので、引き戸の設置が条件となります。
「手動切替装置」(画面右のひも)は、停電などでシャッターが作動しない非常時に、天の中央付近に設置されている赤いひもを引っ張ることでシャッターを手動で開閉できるようにする装置。
手動式シャッターと電動式シャッターのメリットとデメリット
手動式シャッターのメリットは、設置費用や電気代がかからず、故障するリスクも少ない点。
手動式シャッターのデメリットは、開閉が面倒で、力も必要な点。
電動式シャッターのメリットは、開閉が簡単で、安全面にも配慮されている点。
電動式シャッターのデメリットは、設備費用が手動式よりもかかる点。
シャッターに電動式を付けると高いオプションとなります。
しかし、防犯上、また、外側からほこりや虫が入り込まないようにするためには、自動車の出し入れをする度に、シャッターを閉めておいた方が無難です。
周りが森林に囲まれていると、落葉やほこり、虫等が頻繁に入ってきます。
風のある日に、1日中シャッターを開けっ放しにしておくと、ガレージの床が夕方には落葉まみれになります。
試しに自宅の電動式シャッターを全開にするのに要する時間を計測すると19秒でした。
シャッターを閉める時にかかる時間もほぼ同じです。
そのため電気代も気になるほどかかりませんでした。
とにかく、一度便利な電動式のシャッターを体験してしまうと手動式を使う気にはなれません。
2.引き戸・ドア
引き戸(ガレージ右側面)があると、シャッターを閉めたままガレージ内を行き来できるので、物を取りに行くだけならドアを利用した方が簡単。
引き戸等のドアの設置は、電動式のシャッターでなくてもあった方が絶対便利でオススメです。
タクボ物置のベルフォーマの場合、ガレージ設置の際に、同時に電動式のオプションを付けると146000円(税抜き)かかります。また、引き戸も32000円(税抜き)かかります。
設置後にも2つの設備を取りつけられますが、ガレージを作るときに一緒に設置した方が安くてすみます。オプションは、設置する前によく検討して付けることをおすすめします。
3.コンセント
電動シャッターをひいた時には、ガレージ内に電源を引っ張ってきているので、コンセントの増設は是非しておきたいオプションです。
技術料はかかりますがコンセント自体はそこまで高くないので、ガレージ本体と一緒に設置することをおすすめします。
外で、高圧洗浄機やブロワー・電動チェーンソー・電動草刈り機を使う際に、ガレージのコンセントが大活躍!!
また、ガレージ内で作業をするときも、コンセントがあると何かと便利です。
4.LEDライト(室内)・人感センサー付きLEDライト(室外)
タクボ物置のベルフォーマの電動シャッターには、もともと天井付近に設置されているモーターの黒いボックスに室内灯(画面中央)が付いていました。
室内灯はあくまでも補助的な小さいライトなので、シャッターの開閉が終了後、数分でライトが自動で消灯するようになっています。あくまでも補助的なライトなので、明るさもそれほど明るくありません。
LEDライト(室内)
ガレージ内には、作業用の照明としてLEDライト(画面左下)を設置することをおすすめします。
LEDライトは、夜や昼間でもガレージ内が明るく照らすことができて、安全で便利なオプションです。
電気工事の業者さんに頼んでつけてもらいました。
人感センサー付きLEDライト(室外)
ガレージを自宅の傍に設置したのでガレージと玄関が近いこともあって、人感センサー付きLEDライトをガレージの外側に付けました。
人感センサー付きLEDライトは、照明器具が2個のモデルで、照らす方向や照射時間を調節できるので、自分の好みに設定して利用しています。
夜間、人がガレージや玄関付近を通るとピカリと光るので、防犯上また夜間の移動における安全面でも大変役に立っていて、超オススメアイテムです。
時々、夜中に人感センサー付きLEDライトが反応して、点灯することがあります。
最初は、「不審者侵入か?」と一瞬ドキリとしましたが、よく観察してみると近所のネコが夜の散歩をしている時にライトが反応して光ることが分かり、ホッとしました。
5.サイド棚・ロフト棚
サイド棚は、ガレージの側面や背面の壁面に取付ける棚。
ロフト棚は、背面壁に取り付ける少し大きな棚。
どちらもオプションで棚を付けられ、棚支柱とセットで注文する必要があります。
内側に柱を立てないサイド棚やロフト棚のタイプが人気。
理由は、高めの位置に取付することで、駐車スペースを狭めずに棚を付けることが出来るため。
棚板は壁パネルの継ぎ目を利用して取付をするので、取付場所やサイズが限定されている点には注意が必要。
私の失敗談ですが、後から床に既製品の棚を買って設置すればよいと安易に考え、オプションの棚を取り付けませんでした。
ところがいざガレージを使い始めると、棚を床に置くと床のスペースが狭くなる上、地震の時に転倒し、愛車を傷つける可能性もあります。
そして、何と言っても後付けオプションには余計なコストがかかります。
床に置いた道具類や石油ポリタンク付近に、ほこりが舞い込み、小さな虫ももぐり込むことがあるので、清掃をする際、いちいち物をどけなくてはならなくて面倒です。
ガレージ設置の際、オプションの棚も設置しておけばよかったと思いました。
サイド棚のオプションで10300円(税抜き)、ロフト棚は、21300円(税抜き)。
6.シャッターカバー
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巻上げシャッター専用のカバーで、シャッターの表面に雨等の水滴がついている時に、シャッターを巻き上げると、ガレージ内部に水が跳ねることになります。
水が跳ねるのを防ぐオプションがシャッターカバーです。
オーバースライド扉には、シャッターカバーは必要ありません。
オプション価格で、23400円(税別)
7.結露減少屋根
ガレージの天井の室内側のスチールに結露軽減用の発泡ポリエチレンを付けたもの。
メリットは、湿度の高い地域で、天井で発生した結露がポタポタとたれるのを防いでくれます。
デメリットは、コストが高くなることや、結露軽減材に経年劣化が起こる場合もあります。
私はつけませんでしたが、結露で困ったことはありませんでした。
オプション価格で、63000円(税別)
8.多雪型オプション
ガレージには物置やカーポートと同じで耐積雪強度の設定があります。
一般型で積雪強度60cm前後、多雪型で積雪強度100cm前後と、屋根の耐荷重が設定。
雪が多い地域や豪雪地域では、60cm以下では危険です。特に日本海側の地域では、積雪強度を意識して商品を選ぶと良いでしょう。
一度ガレージを設置をした後に、積雪強度を上げることは出来ませんので、迷ったら強度が高い方を選ぶことをおすすめします。
オプション価格で、65000円(税別)
ガレージのグレードは3段階
ガレージにはシリーズに応じて様々なグレードがあります。
ここでは便宜上、「プレミアムガレージ」、「スペシャルガレージ」、「スタンダードガレージ」の3段階グレードに分けて、それぞれの特徴について説明していきますね。
「プレミアムガレージ」
「プレミアムガレージ」は、他のガレージとは一線を画す高級感あるグレードのガレージ。
内装にもこだわりたいという方が選ぶ傾向があります。
照明などのオプションも充実している点も特徴です。
①イナバ物置のアルシア
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アルシアは2020年に新発売された「デザイナーズガレージ」として商品化。
ガレージの中で過ごすというコンセプトの元、内装やシャッターのデザインなどもおしゃれ。
電動シャッターを標準装備し、黒とシルバーを基調にした高級感あるデザインが特徴。
フラットシャッターを採用するなど、グレードがワンランク上のガレージ。
価格帯:124万円~(1台用)
②ヨド物置のエマージュ2
エマージュ2は、シャッター付きの建物のようなデザインが特徴のガレージ。
外壁色は13色・内壁色は3色・シャッターは10色から選べるなど、「セミオーダータイプのガレージ」で、設計段階で担当者と顔を合わせて打ち合わせをする必要があります。
価格帯:605万円~(1台用)
「スペシャルガレージ」
スペシャルガレージの特徴は、「機能的な付加価値」をもったガレージ。
防火機能や集中豪雨や台風などの災害に対応する止水機能が付いているタイプや、カーポートと併設されている複数台駐車タイプの商品もあります。
「通常のガレージ+αの機能」タイプのガレージ。
①イナバ物置のブローディア
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ブローディアは、2台用ガレージで、真ん中に柱が立たない大開口が特徴。
シャッターが大きいため、電動式タイプのみのガレージ。
車の出入りがしやすくなるといったメリットがあり、オーバースライド扉とシャッター扉の2タイプが。予算や強度に応じて商品を選ぶことができる。
価格帯:220万円~(2台用)
②ヨド物置のラヴィージュ3(防火仕様)
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ラヴィージュ3(防火仕様)は、外壁防火構造認定を受けたガレージ。
準耐火建築物扱いとなるので、この仕様でないとガレージが建てられない地域に打ってつけの商品。
価格帯:170万円~(1台用)
③ヨド物置のラヴィージュ3(止水仕様)
ラヴィージュ3(止水仕様)は、ゲリラ豪雨や浸水被害が生じた際、ガレージ内部に水の侵入を防止する機能を持ったガレージ。
原理は、シャッターの下側に水を通さない部材(止水板)を使い、水の圧力によってシャッターと予め作っている段差と密着させることで水の侵入を防ぐという優れもの。
価格帯:196万円~(1台用)
④ヨド物置のラヴィージュ3標準+オープンスペース型
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ラヴィージュ3標準+オープンスペース型は、ガレージの横にカーポートを付けたタイプのガレージ。
同じ台数でガレージを作る場合と比べて、オープンスペースにはシャッターや壁が付いていないため、その分コスパが良い。
大切にしたい高級車は、シャッターのあるガレージ内に駐車し、普段使いの車はオープンスペースに入れるといった使い方ができるタイプ。
どちらかというと3台分の駐車スペースに採用される場合が多く、都心部よりも郊外で見かけることが多いです。
価格帯:97万円~(2台用)ラヴィージュ3 VGC-3359+VKC-2859
⑤タクボ物置のベルフォーマ
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ベルフォーマは、普通自動車から普通トラック(4t)までの3種類のサイズから選ぶことができ、オーバースライド扉専用のガレージ。
電動式シャッターや引き戸、サイド棚、換気扇が設置できる壁、耐雪や結露防止対策等、様々なオプションが充実しています。
オーバースライド扉は、シャッターが緩やかに天井部分に収納されるので、音が静かでスムーズに開閉できる上に、台風などの強風にも強い特徴があります。
私は、今回タクボ物置のベルフォーマを設置しました。
価格帯:58万円~(1台用)
「スタンダードガレージ」
スタンダードガレージは一般的なグレードのガレージ。
サイズのバリエーションが最も多く、汎用的なオプションが充実しています。
棚板や換気窓、シャッターカバーなどを付けることが可能。
コスパと充実したオプションで選ぶなら【スタンダードガレージ】がおすすめです。
①タクボ物置のカールフォーマ
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カールフォーマは、ほぼ全国配送可能で価格がリーズナブルなタイプ。
シャッターは巻上げタイプのみ。電動式のシャッターや引き戸、サイド棚等、ベルフォーマと同様に様々なオプションが充実したタイプ。
価格帯:58万円~(1台用)
②イナバ物置のガレーディア
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ガレーディアは、「100人乗っても大丈夫!」のCMで有名なイナバ物置がつくるガレージ。
強度へのこだわりが強いメーカーの商品です。
ただし、配送地域が関東地方と東海地方等、地域に限定されているので注意。
価格帯:50万円~(1台用)
③ヨド物置のラヴィージュ3
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ヨラヴィージュ3は、サビに対するこだわりが強いメーカーの商品で、海が近い地域で人気のガレージ。
充実したオプションや奥行延長、ユーティリティスペースの組み合せがある等、バリエーションが豊富。
タクボ物置のガレージと同じくほぼ全国配送が可能。
価格帯:59万円~(1台用)
おすすめガレージメーカーと特徴
日本のシェアの8~9割を占めているメーカーは、イナバ物置・ヨド物置・タクボ物置の3社。
戸建て住宅用の後付けの車庫ガレージを、この3社が市場を牽引しています。
国産の優良メーカーである、イナバ物置・ヨド物置・タクボ物置の3社のガレージにおける耐久性や積雪性能等、メーカーの性能の差はほとんどありません。
3社の特徴について、説明していきますね。
イナバ物置のガレージ
イナバ物置【株式会社稲葉製作所】
印象的なフレーズのCMで有名なイナバ物置は、バイク用のガレージから、トラックが入る高さを持つ大型のガレージ倉庫まで製造と販売。
ガレージ倉庫は販売までに、荷重試験や耐候性試験など、何種類もの厳しい試験をクリアしているので、安心できる耐久性を持っているのが特徴。
また、一般型の他に、積雪の多い地域に対応する強度を高めたラインナップも揃えています。
シャッターの錠前には、ピッキングに強いディンプルキーを全シリーズに採用。
防犯性を高めています。
ヨド物置のガレージ
ヨド物置【株式会社淀川製鋼所】
鋼板や建材を取り扱う鉄鋼メーカーの淀川製鋼所が、一般に向けて販売しているガレージ倉庫がヨド物置のガレージです。
災害時の被害を抑えるタイプや高級感のあるタイプ、また、ガレージの横にカーポートを付けたタイプのガレージにも力を入れているのが特徴。
鍵にはディンプル錠を採用し、ピッキング対策をしているので安心で安全。
タクボ物置のガレージ
タクボ物置【株式会社田窪工業所】
ガレージ倉庫や収納庫のエクステリアからインテリア用品などの住宅用品を扱うメーカー。
災害に強く作られているのが特徴で、頑丈な柱構造を採用。
また、標準型のガレージ倉庫の他に、結露を減少するラインナップもあり、多雪地域用のタイプも用意されています。
設備とアイテムが充実したおすすめガレージを徹底調査!
国産メーカー3社(イナバ物置・ヨド物置・タクボ物置)は、様々な設備とアイテムが充実した人気モデルを製造・販売しています。
そこで、各メーカー別に、グレード、駐車台数(1台用・2台用)、特徴、価格を徹底調査して、1つの表にまとめてみました。
一般に、ガレージの価格は、サイズが大きくなるほど高くなります。
普通車一台分の駐車スペースのサイズを【幅3m/奥行5m/高さ2.4m】を1つの基準として、そのサイズに近い大きさの商品をカタログからピックアップしました。
表の価格は、オプションを付けない最低価格(税込)で表示しています。
データは、2022年版のイナバ物置・ヨド物置・タクボ物置のカタログより抜粋。
車1台分のガレージの基準:幅3m/奥行5m/高さ2.4m
車2台分のガレージの基準:幅6m/奥行5m/高さ2.4m
ガレージメーカー別人気モデル比較表(2022年)
メーカー | イナバ物置 | ヨド物置 | タクボ物置 |
---|---|---|---|
スタンダード 1台 | ガレーディア 50万~ | ラヴィージュ3 59万~ | カールフォーマ 58万~ |
スタンダード 2台 | ガレーディア 87万~ | ラヴィージュ3 102万~ | カールフォーマ 103万~ |
スペシャル 1台 | 該当なし | ラヴィージュ3(防災)170万円~ | ベルフォーマ 58万~ |
スペシャル 2台 | ブローディア 220万~ | ラヴィージュ3(防災)267万円~ | ベルフォーマ 104万~ |
プレミアム 1台 | アルシア 124万~ | エマージュ2 605万~ | 該当なし |
プレミアム 2台 | アルシア 218万~ | エマージュ2 814万~ | 該当なし |
メーカーの特長 | 安心できる耐久性を 重視 | 災害時の被害を抑えることを重視 | 環境に優しく快適な生活 を重視 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
安いガレージメーカーは【イナバ物置】
耐久性や積雪対策の性能面では、国内の3社のメーカーならどれも優れていて差はありません。
価格が安いスタンダードガレージにおいては、【イナバ物置】が優れています。
表の一番上の段の「スタンダード1台」のガレージの価格を比較すると、タクボ物置やヨド物置よりイナバ物置の価格の方が1割程度安いことが分かります。
おすすめの安いガレージメーカーの車庫【2選】
単体駐車タイプ(車1台分の駐車タイプ)のガレージで、価格が安いおすすめの車庫は、【イナバ物置】ガレーデアです。
また、同じ単体駐車タイプのガレージでも、コスパの良い車庫は、【タクボ物置】ベルフォーマをおすすめします。
2つのガレージメーカーの車庫について説明していきますね。
①耐久性と補償制度がついているおすすめガレージ【イナバ物置】ガレーデア
【イナバ物置】ガレーデアは、耐雪強度が150cm許容の豪雪型もあり、また、地盤と接触してサビやすいシャッター水切りスラットがアルミ製で、サビにも強い商品です。
また、購入から3年間、侵入・窃盗を目的としたガレージ本体の破壊に対して、修復費支援制度があります。
物置メーカーとしての実績もあり、安い価格の車庫がそろっています。
②オーバースライド扉のおすすめガレージ【タクボ物置】ベルフォーマ
詳細は画面をクリック👆
【タクボ物置】ベルフォーマは、オーバースライド扉のシャッターを採用しているガレージです。
強風に強く、62m/sの風速に耐えることができ、静かな音と簡単に開閉が出来る操作性が魅力的。
安全装置やリモコンを使った電動開閉などのオプションも豊富で、必要に応じて仕様を変更することも可能。
価格の面では、同じタクボ物置の「ベルフォーマ」より「カールフォーマ」の方がお得。
ただし、「カールフォーマ」のシャッター扉は、巻き上げ式のみで、オーバースライド式のシャッターを希望する場合は、「ベルフォーマ」のシリーズだけとなります。
コストを抑えてガレージを設置するためのコツ
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
ガレージを購入する前に、いくつかのホームセンターを回って、同じモデルのガレージの割引価格を聞いてみると、3割引きが一般的のようです。
セール期間中は、カタログの値段より35%引きで販売しているところもありました。
ただし、この金額はガレージ本体の金額です。
実際にガレージを設置するとなると、この他に、基礎工事や確認申請料、オプション代など、様々なコストがかかります。
実際に、「ガレージを設置するのにいくらかかったのか」、また、「どのような手順で設置したらよいのか」等を書いた記事もあるのでよかったらそちらもどうぞ。
実際の訪問までの相見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、価格や割引率の事前確認は、できるだけ多くの業者さんに相談してみることをおすすめします。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使う庭の様子が変わることもあるので慎重に。
【ガレージ歴2年】おすすめの設備とアイテムを解説!安いメーカーの車庫2選(2022年)まとめ
1.ガレージの用途をしっかり検討。
2.ガレージの種類やサイズなど、選ぶ際の重要な項目をチェックして、自宅にあったものを選択。
3.予算や特徴を見ながら、自分にあったグレードを決める。
4.ガレージ本体だけでなく、オプションもよく吟味して同時に設置した方が経済的。
5. 見積は複数の業者に出し、価格や割引率を事前に確認し相談。
6.サイズにゆとりのあるガレージがおすすめ
7.価格が安いガレージのメーカーは【イナバ物置】
8.コスパの良いオーバースライド式シャッターのメーカーなら【タクボ物置】
ガレージは、駐車スペースだけでなく、趣味を楽しんだり、車の整備をしたり、隠れ部屋としても活用すれば、人生がさらに楽しめそうですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
🚗愛車をガレージに保管して分かった、メリットとデメリットについてもまとめたので良かったらどうぞ。
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